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- Kapitan&Serzhant -









 最上階のスウィートルームの窓の外には日の暮れかけたロアナプラの町が一望できた。静かにドアの開く音がする。黒いヒールが柔らかなカーペットの敷き詰められた床を踏みしめる。皮張りのソファーにどっかりと腰を下ろし足を組む。溜息を付きながら紅いマニキュアの施された指先で前髪をかきあげた。
「まったく…最悪の一日だったな────…」
 眉間に皺を寄せバラライカが呟いた。ドアの閉まる音に次いでキーをロックする音が小さく響く。
「まったくですな…大尉…」
 声の主に視線を向けた。バラライカの羽織っていたコートを丁寧にクローゼットに掛けボリスが振り返る。
「煙草を…?生憎葉巻はありませんが────…」
「いや…やめておこう────…」
「では一杯作りますか…?────…痛み止めに…」
 言いながら、ボリスが部屋の片隅に設えられたバーカウンターに向かう。
「────…そうだな…貰おうか…」
 視線を落とし右手に巻かれた包帯を忌々しげに睨み付けた。
「────…軍曹…貴様も付き合え」
「────…しかし…」
「構わん…そう日に何度も頭のおかしなチンピラは現れんだろう…付き合え」
 命令に近いバラライカの言葉にグラスを二つ並べ氷を落とす。グラスに半分ほどウイスキーを注ぎ、バラライカに差し出した。
 受け取ったグラスをボリスの持つもう一つのグラスに軽く当てる。グラスを口許に運びながら視線でボリスを向かいのソファーへと促す。
 促されるままローテーブルを挟んだバラライカの向かいに腰を下ろし、グラスを両手で包みこむ。見慣れた赤いスーツと長い金髪。その中で白い包帯はあまりに異質で嫌でも目に入る。バラライカの右手を眺めながらウイスキーを一口含みゆっくりと飲み干す。視線を上げるとグラスを掲げたバラライカと視線が絡んだ。
「何か────…言いたげだな…軍曹…」
 バラライカの言葉にボリスの口許が僅かに緩む。
「いえ…ただ────…らしくない…と────…」





◆ ◆ ◆


 正午を少し過ぎた頃、会合に向かう車中でバラライカは葉巻を燻らせていた。
「大尉…」
 ボリスが車のドアを開けていた。ぼんやりしている間にホテルの前に停車していたらしい。ボリスと、もう一台の車で同行した数人の部下達は、既に車から降りバラライカを待っていた。
「あぁ…すまない…軍曹」
 言いながらゆっくりと車から降りた。ボリスが車のドアを閉め、バラライカの肩にコートを掛ける。
「どうかしましたか…大尉…?」
「いや…何でも無い────…」
 コートの下から髪をかき上げながらそう答えるとホテルのロビーへと向かう。視界を何かがよぎった。
「くたばりやがれ────…この雌犬!!」
 植え込みの陰に潜んでいた男が襲い掛かってきた。向かってくる相手に身構えるでもなくバラライカは一つ溜息を付いた。ボリスの手があっけなく男を取り押さえる。
「ナイフとは…この町にしてはなかなか古風な武器を使う────…」
 男の手に握られたナイフを取り上げるとボリスが呟いた。バラライカが顎で部下に合図する。
「お祭り騒ぎに浮かれたチンピラか────…まったく…」
 ルーマニア人の双子────…ヘンゼルとグレーテルがこのロアナプラを賑わせてからまだ一週間も経っていない。二人に懸けられた賞金目当てに多くの賞金稼ぎ達がこぞってこの町に集まった。騒ぎが収まってもなお街から出て行かずに揉め事を起こす輩も僅かながらに居た。
 ボリスに取り押さえられた男は両脇を抱えられ車に押し込まれた。羽目を外したチンピラの末路だった。遅くとも夕刻には海に浮かぶ事になるだろう。
 会合の始まる時刻だった。ボリスは膝の埃をはらい、バラライカに向き直った。そのとき背後に何か動く気配があった。
 ゴキン。という嫌な音と同時に短い呻き声がした。ボリスが振り向くよりも早く、背後に迫った男をバラライカが殴り倒していた。男は同じように手にナイフを握り締めていた。さっきのチンピラの連れのようだった。
「大尉────…!!」
 バラライカに襲い掛かった男を車に押し込んでいた部下が慌てて駆け寄る。
「気にするな…こいつも一緒に沈めてやると良い────…」
 殴り倒され呻いてる男も、さっきの男同様部下達に両脇を抱えられ車に押し込まれた。走り去る車を見送るとバラライカは気を取り直しホテルのロビーへと向かった。
「大尉────…」
 ボリスに呼び止められ振り返る。
「何だ…?もう会合が始まっている…遅刻すると張がうるさくてかなわん────…」
「手を────…」
「大丈夫だ────…っ…!」
 腕をつかまれた。先刻チンピラを殴り倒した右拳は赤く腫れ上がりつつあった。ボリスが一つ溜息を付いた。
「今日の会合はキャンセルですな────…大尉」


◆ ◆ ◆


 『らしくない』────…ボリスの言葉にバラライカは苦虫を噛み潰したような表情をする。
 チンピラをねじ伏せる方法などいくらでもあった筈だった。気が付いた時には手が出ていた。加減もせずに思い切り殴りつけていた。
「折れてなかったのが幸いでしたな────…」
「ふん…チンピラには襲われる、骨にひびは入る、会合はキャンセルしなくちゃならないし────…まったく…最悪だ…」
 ぼやきながらグラスを口許に運ぶ。氷がカランと音を立てた。空になったグラスを差し出す。ボリスは無言で受け取るとソファから立ち上がりバーカウンターへ向かう。小さな音を立ててグラスの中に琥珀色の液体が注がれる。
「あのチンピラ────…私でなく…軍曹…貴様を狙っていたよ────…」
 バラライカの言葉にボリスが振り返る。
「私を狙っていた筈なのに…仲間を捕らえられて頭に血が上ったんだろうな────…馬鹿馬鹿しい…」
「大尉────…」
 ウイスキーを注いだグラスをバラライカの前に置く。
「────…私も同じだ…貴様を失うのかと思ったら────…頭に血が上っていたよ…」
 窓の外に視線を向けながら呟き、目を伏せる。長い睫毛が影を作り、一瞬泣いているようにも見えた。
「大尉殿────…」
 バラライカの傍らに跪く。包帯の巻かれた手を取り手の甲に口付ける。
「死にませんよ…私は…何があっても貴方より先には死にません────…約束します…」
「約束…か────…」
 ボリスの言葉に薄く笑みを浮かべると、ローテーブルの上のグラスに手を伸ばす。ウイスキーを一口呑み、ソファから立ち上がる。ボリスの指先から手が離れた。
「軍曹…シャワーを浴びたい。手伝ってくれ」
 いきなりの申し出にボリスは戸惑った。
「右手は怪我、左手も生憎コレでふさがっていてな────…」
 そう言いながら左手に持ったグラスを揺らす。気まぐれなのも、わがままなのもいつもと変わりの無い事だった。ボリスは膝に手を付き立ち上がる。
「判りました────…」
 ボリスの手がバラライカのジャケットのボタンを外す。右手を気遣いそっと袖から抜く。
「持っててくれないか?」
 左手に持ったグラスをボリスの顔の前にかざす。グラスを手渡し、肩からジャケットを落とす。襟元をつかんでいたボリスの手が、ソファの背もたれにジャケットを投げ掛ける。バラライカは涼しい顔でボリスの手からグラスを受け取りウイスキーを一口含む。
「────…」
 スカートを脱がせようとして、ファスナーが後ろにある事に気付いた。口許に薄く笑みを浮かべるバラライカと視線が絡んだ。『後ろを向け』と言っても無駄だろう。ボリスは無言でバラライカの腰を引き寄せる。
「ん…」
 ボリスの耳元で微かな吐息が漏れた。抱き寄せたバラライカの身体からほのかに甘い香りが立ち上る。柔らかな膨らみが、ボリスの胸に押し当てられる。ホックを外し、ファスナーを下げる音が静かな部屋の中に響く。衣擦れの音を立ててスカートが床に落ちる。ボリスの手がやんわりと下着の上から尻をなぞる。
「軍曹────…」
 ボリスの顔の前に袖口を掲げる。尻を撫でる手を止め、袖口のカフスボタンを外して上着のポケットにしまう。ブラウスのボタンを外し、ジャケットを脱がせた時と同じようにグラスを受け取る。バラライカの肩からふわりとブラウスが滑り落ちた。
 白い肌に黒いレースの下着をまとったバラライカの身体に、改めてボリスが見惚れる。蛇のようにうねる火傷の痕すら艶っぽく見えた。
「大尉────…」
 グラスを受け取り口を付けようとした所でボリスの声に手を止める。
「何だ…軍曹────…」
 ボリスの手がバラライカの腰に回る。
「大尉…シャワーを浴びるなら…少し…酔いを醒ましてからに────…」
 そう言うと、ボリスはバラライカの身体を抱き上げた。
「どうやって醒ます…?退屈なのはごめんだぞ────…」
 ボリスの肩に腕を回しウイスキーを一口呑む。
「退屈は…させませんよ────…」
 バラライカを抱きかかえたまま、ボリスはベッドルームへと向かった。




◆ ◆ ◆

 ベッドの脇のテーブルには、氷の溶けかけたグラスが、うっすらと水滴をまとい始めていた。
「片手が使えないのは中々不便だな────…」
 慣れた手つきで下着を脱がせるボリスの手元を眺めながら、バラライカが呟いた。結い上げられていた髪は解かれ、シーツの上で柔らかく波打っている。
「アフガンで大尉の手当てをした時の事を思い出しますな…懐かしい────…」
 ドレッサーの前の椅子に、バラライカから脱がせた下着と脱いだ服をまとめて掛けた。ベッドに腰掛け、横たわるバラライカの顔を覗き込み、火傷の痕の残る頬に口付ける。
「軍曹────…」
 薄く開いた唇にボリスのそれが重なる。軽く触れるだけのキスを二度、三度と繰り返すと焦れたのか、バラライカの手がボリスの肩をつかむ。温い舌がねだるようにボリスの口中に差し込まれてきた。小さな音を立て、その舌を吸う。
「ん────…」
 貪るように深く唇を重ね、舌を絡め合う。どちらのものか判らない唾液がバラライカの唇の端から零れ落ちる。透明な糸を引き唇が離れた。ボリスの指先がバラライカの唇から伝う唾液を拭い取る。
 膝を割り込ませ、バラライカの脚を開かせる。唾液に濡れた指を下肢へと伸ばし、割れ目をまさぐる。指先が秘裂を探り当て花弁を割り開く。指先に唾液とは違う、ねっとりとした感触が絡みつく。
「まだ…キスしかしてませんよ…大尉────…」
「酔ってる…せいだ────…」
 首筋にボリスの熱い息が掛かる。触れ合う肌の温もりが心地良い。首筋から胸元へ、傷痕を辿るように唇を、舌を這わせていく。指先は執拗に秘裂をなぞる。挿入されない事が、かえって甘い疼きを強くする。バラライカの肌がうっすらと汗ばみ始める。胸元を愛撫するボリスを、バラライカの手が抱き寄せた。
「…軍曹…何年になる────…?」
 バラライカの問い掛けに、ボリスが顔を上げる。
「────…大尉…?」
「入隊して…戦場に行って…何時からだ…?…軍曹…お前が…必ず私の傍に居るのは────…」
「長くて…長すぎてもう忘れました────…大尉…」
 バラライカがふいと視線をそらす。
「大尉────…?」
「お前が…私の傍から居なくなる事など…考えた事もなかった────…」
 バラライカの言葉に、ボリスの思考が一瞬止まる。
「大尉…」
 ボリスの手がバラライカの脚を開かせ、いきり立った肉棒を膣内へ一気に押し込んだ。
「────…っ!軍曹…っ…」
 いきなりの挿入に驚いたバラライカが、脚を開かせるボリスの手に爪を立てる。
「軍曹…っ…待っ────…っ…」
 焦らされ続けたバラライカの身体は過剰なまでの反応を見せる。
「あんまり…可愛い事を言うから悪いんですよ…大尉────…」
「軍…そ…────…」
 ボリスが腰を前後させる度、ベッドの軋む音と、バラライカの漏らす吐息が一際大きく室内に響く。荒い息を吐くバラライカの唇を塞ぐ。
「大尉…約束する…と言いましたよ…貴方より先には逝かないと────…」
「や…約束など────…あてになるものか…」
 包帯の巻かれた手でボリスの首にしがみつく。
「それなら…命令して下さい…大尉…貴方の命令は絶対ですから────…」
「軍…曹…」
 ボリスの言葉に反応するように、膣内で熱く脈打つ肉棒を柔らかな肉壁がきつく締め付ける。ぴったりと腰を寄せ、肉棒の先端を最奥に押し付ける。唇を震わせ、のけぞるバラライカの喉元にボリスが舌を這わせる。
「大尉…命令を────…」
 ゆっくりと腰を引き、膣内からねっとりと愛液の絡む肉棒を引き抜く。
「は…ぁ…っ…軍曹…絶対…私より先に逝くな…何があっても────…ぁ…あぁ…っ…!!」
 バラライカの身体がビクンと跳ねた。肉壁がボリスのモノをギチギチと締め付ける。
「了解です…大尉殿────…」
 バラライカの言葉に薄く微笑み、腰を引く。ねっとりと愛液の絡む肉棒が引き抜かれ、次いで勢い良く押し込まれた。容赦の無い抜き差しに、バラライカは止め処なく喘ぎを漏らし続ける。ボリスの背中に回された指先はきつく爪を立て、幾筋もの傷痕を残す。バラライカの腰を抱き、深く繋がり合ったままボリスが果てた。




◆ ◆ ◆

「痛みますか…?」
 ボリスにもたれ掛かるバラライカの肩を抱き、問い掛けた。
「貴様が…加減もせずにしたからな…」
 ボリスを睨みつけ、少し拗ねたような視線を向け呟いた。夢中でボリスにしがみついていた時は怪我の事も痛みもすっかり忘れていた。
「すみません…つい────…」
 くすくすと笑いながらボリスはベッドの脇のテーブルに手を伸ばす。すっかり氷の溶けたグラスを煽り、ウイスキーを口移しにバラライカに呑ませる。
「軍曹…酔いを…醒ますんじゃなかったのか…────…?」
 小さく喉を鳴らし、口中に注ぎ込まれた液体を飲み干し問い掛けた。
「醒めませんか…?」
「たった今貴様が呑ませただろう────…」
「あぁ…それなら────…もう少し…ここで酔いを醒ましますか────…」
 ボリスの手がバラライカの頬に触れる。




「退屈なのはごめんだぞ────…?」
「させませんよ…退屈など────…」
 小さくベッドの軋む音がした。バラライカに引き寄せられるままボリスが身体を重ねていく。







-end-

- Kapitan&Serzhant -






 双子編、その後…みたいなお話目指してみました。双子ちゃん追っかけてる間張り詰めてた気持ちが、ふと途切れた頃ですかね。大尉も女の子(笑)なので支えて欲しい時だってあるはずさっっ!!軍曹に〜♪あぁ〜まぁ〜えぇぇ〜てぇ〜♪ほしぃぃ〜のぉよ〜♪(演歌…???)
 今回あんまりエロく無くて申し訳ないんですが、何と言うか「いたす」までの二人の会話と言うか雰囲気を楽しんで頂きたいわぁと思いまして…。その割に文才無いので何だかなぁですが…。そもそも高級ホテルのスウィートなんて見たことも無いですからね。HIDEROの思う高級ホテルって事で。(イメージが貧困なのでいかんとも…)アニメで見るロアナプラの景色の中のでっかい建物(ホテルなのか何なのか…???)の最上階の辺りと思って頂けるとそれはそれで良いかもしれません。てか、あれホテルじゃなかったらHIDEROカッコワルーイ♪(馬鹿丸出し…)

 今回は頑張って挿絵描けたので、後書&挿絵を
こちらに御用意致しましたので併せてお楽しみ頂けると嬉しゅうございます♪挿絵のトリミング変えてみようと思ったらあんまり変わらなかった…ショボン…。




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