オシオキ
彩女×力丸編
※ネームというのを念頭に置いて読んで下さいませ〜※





 忍具選択小屋にて忍具の整理をする力丸。
「ふぅ…随分と散らかったものだ…」
 一息つき、ふと思慮にふける。
「へー…あんたの気晴らしはここの片付けなのかい…?」
 背後からの声に我に返り、声の主の名を口にする。
「彩女…」
「あんたがそんなに凹むとこなんて滅多に拝めないからねー」
 ニヤニヤしながら力丸を眺める彩女に少しむっとして(表情には出さないけど)再び忍具の整理に取り掛かる。
「菊ならすっかり元気になってるよ」
 彩女の言葉に力丸の手が止まる。鬼陰の仕掛けた罠に気付かず、菊姫を危険にさらした己の未熟さが腹立たしかった。到底菊に合わせる顔など無い…そう思うと見舞いに趣く気になどなれなかった。
「…そうか…」
「見舞いにも来ないなんて…随分と薄情なんじゃないのかい…?」
 彩女の非難するような台詞を背中で聞きながら忍具を片付ける。
「…?…」
 ふと、甘い香りが力丸の鼻孔を僅かにくすぐった。手にした忍具が床に落ちる。力丸が力なく床に膝を付く。
「あ…やめ…何…を?…」
 忍装束の襟元を引き上げ、顔半分を覆い隠すようにしている彩女を見て「何か」を察した。
「別に…毒じゃないよ。ただ─────…ちょっと身体が痺れるだけ…」
 くすくすと笑いながら力丸に歩み寄る。







 冷たい金属の感触が力丸の手首を拘束する。重い鎖が後ろ手に柱に繋がれていた。満足げに微笑む彩女を、明らかに不機嫌な面持ちで睨む。
「そんな怖い顔するんじゃないよ。悪いのは力丸…あんただろ」
 力丸の正面に屈み込み、頬を優しく撫でる。
「さっき言っただろ…?お前が見舞いに来なくて菊が寂しがってるって…だからね…菊に言ってやったんだ…」
 力丸の頬を撫でていた手が首筋から胸元、下腹部へと撫で下ろす。
「薄情な忍には…きつくオシオキしておくから…って…」
 彩女の手が袴の上から力丸の肉棒を撫でる。
「…っ…!彩女…!!」
 力丸の背後で鎖が軋む音がした。彩女の手で優しく撫でられ、力丸の意志とは関係なく欲望が頭をもたげる。
「ふふ…凹んでる割には…こっちの方はその気になるんだ…」
 袴の下から硬くなった肉棒が勢い良く現れる。
「彩女…!いい加減に─────…!!」
 言い終わる前に彩女の手が肉棒をきつく握り込む。柔らかな掌に包み込まれ肉棒がビクビクと脈打つ。彩女の指が先端をなぞるとヌルリとした粘液が絡みついてくる。
「いい加減に…?何?」
 温い口中に含まれ、舌先がチロチロと蠢く。先端を舌全体で舐め上げられ、力丸の背筋にゾクゾクと快感が這い上がってくる。
「っ─────彩女…っ!!」
 はじけそうになった瞬間、彩女の口中から肉棒が解放された。
「もう…よせ…彩女…」
「今止めて良いの…?」
 肉棒を掌で包み込むようにして撫でる。唾液にまみれた肉棒が濡れた音を立てる。
「─────…っ…!!」
 今にも弾けそうに膨らんだ肉棒を刺激され力丸の身体がビクリと震えた。
「まだ…イカせないから…」
 彩女が艶っぽい声音で囁いた。




 衣擦れの音が聞こえた。彩女にいいように弄ばれ項垂れていた力丸が、その音に僅かに顔を上げた。袴を脱いだ彩女が力丸に跨ってくる。熱く膨らんだ肉棒に彩女の濡れた秘裂が押し当てられる。濡れた音が力丸の耳に届いた。
「入れて欲しい…?」
 彩女が耳元で囁いた。
「欲しがってるのは…彩女…お前の方じゃないのか…?」
 力丸の答えに、彩女の口元が僅かに上がる。
「じゃ…こーゆーのは…?」
 彩女が腰をくねらせる。秘裂が肉棒をなぞりニチャニチャと卑猥な音を立てる。
「─────っ!!」
 限界まで膨らんだ肉棒が再び刺激される。逃れようと身を捩る力丸に彩女が身体を寄せてくる。
「ずるいんだよ…お前…」
 力丸の頬に手を当て、上を向かせる。欲情し、潤んだ視線が絡み合う。
「あたしには『無茶するな』…とか言っといて…自分は無茶ばっかり…心配ばっかりかけてさ…散々心配かけといて…城に戻って来たって知らん顔なんて─────…」
 力丸の肉棒を擦り上げる度に、彩女の肉芽が擦れ背筋を快感が這い上がってくる。徐々に彩女の息遣いが荒くなる。
「ずるい…よぉ…!力丸─────っ…」
 彩女の首筋に力丸の唇が触れる。弾かれたように彩女が力丸から上体を離す。
「だ…だめぇ…!」
「彩女…」
「言って…ここに入れてって…」
 彩女の指先が赤く充血した肉芽をなぞり、秘裂を広げてみせる。ねっとりとした愛液が溢れ、力丸を欲してヒクヒクといやらしく蠢いていた。
「力丸…」
「─────…入れてくれ…彩女…お前のそこに…俺の─────…」
 彩女の指が愛液にまみれた肉棒を秘裂へと導く。
「ここに…入れて欲しいの…?」
欲情し、切れ切れに彩女が呟く。
「ああ…」
「イイよ…入れて…あげる…」
 ゆっくりと彩女が腰を沈める。熱く膨らんだ肉棒が、欲情しきった彩女の秘裂を押し広げ呑み込まれて行く。
「ん…あぅ…っ…りき…まるぅ…!!」
 力丸の上で彩女の身体が上下する。
「彩女…」
「力丸…出したい…?あたしの…中で…」
「─────っ…し…たい…彩女…お前の中で…全部…」
 耳元で囁く力丸の声と息遣いに、彩女もイキそうになる。
「あ…ふ…ぅ…っ!力丸…全部…ちょうだい…!!あたしの中に─────…」
「全部…搾り取ってくれ…彩女─────…っ!!」
「んぁっ…!!」





 ぐったりと力丸にもたれかかり、乱れた呼吸を整えようとする彩女ちゃん。
「ん…りき…ま─────…」
 手首に冷たい金属の感触が触れた。ガチャリという音にはっとして顔を上げる。力丸に繋いだ筈の枷が彩女の手首を拘束する。
「りき─────…!!」
 慌てて力丸から身体を離そうとする。が、もう片方の手首をつかまれ枷をかけられる。いつもの…彩女を少しからかう様な力丸の眼と視線がからむ。力丸の口元が僅かに上がる。
「全部…って…言ったよな…?」
 力丸の手が彩女の尻に回る(むぎゅっとつかむような)。
「あ…っ…!!」
「全部出すまで…いいんだよな…?」

えっ!?えっ!?えぇ──────っっっ!!

みたいな感じで終りで良いかと…。